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湘南新宿ライン運行にともなう
池袋駅改良工事の記録
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2005.3.15更新
工事の概要
改良前、池袋駅は1・2番線ホームが湘南新宿ライン(宇都宮・高崎線)
3・4番線ホームが埼京線というように線路別のホーム配置であった。
湘南新宿ラインと埼京線は新宿方で平面交差して合流していたため、
このままでは湘南新宿ラインを増発することは困難であった。
そこで、両線の合流部分を立体交差させることになった。
当初は新宿よりで立体交差させる案が検討されたが、
駅南側にある西武池袋線のガード架け替えとの競合が発生し、
工期が延びることが予想された。
そんな中、埼京線板橋駅における貨物取り扱いが廃止され、
池袋〜板橋間に貨物列車が走らなくなったことから
同区間の勾配に関する制約(25‰以下にする)がなくなった。
そこで、駅北側で立体交差するよう計画を変更し、
あわせて埼京線・湘南新宿ラインの同一方向同一ホーム化が実現することとなった。
改良工事の効果
●平面交差支障解消
湘南新宿ラインの新宿方面乗り入れ本数を増やせるため、
駅構内の信号設備改良工事とあわせて、
ラッシュ時の池袋→新宿間の本数を毎時最大22→26本に増発できるようになった。
●同一方向同一ホーム化
埼京線と湘南新宿ラインのホームが方面別に揃うため、
同じホームで乗換えできると共に、新宿方面のホームを一本化できるので
列車ごとの混雑率の平均化にも役立つ。
工事の流れ
・2002年2月
湘南新宿ラインの大塚方に、工事期間中の部分単線化に備えた分岐器を挿入。
・2002年5月19日
構内配線切替工事
湘南新宿ライン・池袋〜大塚付近を単線化。
・2003年5月25日
構内配線切替工事
北側:湘南新宿ライン・池袋〜大塚間の線路を切替。
現在の北行線ルート(改良後の埼京南行線をくぐる)に変更
南側:分岐器を改良後の形態に切替。
・2004年6月5〜6日
最後の構内配線切替工事
駅北側の立体交差化。埼京線・湘南新宿ラインの番線変更。
改良工事現地画像
池袋駅改良工事の過程を画像で紹介。→こちらへ(現在未更新)
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